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【試合後コメント】第25回JFL第30節 vs.鈴鹿ポイントゲッターズ


第25回JFL第30節 vs.鈴鹿ポイントゲッターズ
2023年11月26日(日)13:00キックオフ
会場:四日市市中央陸上競技場
鈴鹿 2-1 青森 (前半 0-0 後半 2-1)

 

コメント・柴田峡監督

柴田峡監督

相手(鈴鹿)は怪我人や出場停止もあり、出場機会の少ない選手たちで戦ってきました。やれることが少ない中で自分たちのやりたいことも勿論のこと、相手(青森)にとって嫌なプレーを選択してきたなという感想です。

(鈴鹿は)4連敗のあとの前節、2-0で先行する展開でロスタイムに同点に追いつかれるという試合でした。このまま終わるわけにはいかないという想い、捨て身と言いますか割り切りの気持ちを持つ相手に対して、勝たなくてはいけないというプレッシャーがあったようには直近の2試合では思えませんでした。そんな相手に対して、なかなかペースを作れなかったなというのが客観的にゲームを見た感想で、鈴鹿対策をし、我々のストロング、ウイークを照らし合わせてゲームプランを立ててきましたが、上手く戦われてしまったなという印象です。

(今季を振り返ると)やはり攻撃の部分はなかなか思っていたようには進みませんでした。選手たちのその時々のコンディションもあると思いますし、シーズン途中でクルーニーとヴィニシウスの加入もありましたが、二人とも怪我などの問題で、なかなかフィットできませんでした。木戸も後半戦途中から怪我がちだったこと、試合出場機会もあまり作れず、なかなか調子が上がらない、船山の調子も今一つ上がらなかったということもあります。

ただ、個の問題というのも当然あると思いますが、選手たちが攻撃に対して確信を持てなかったのは当然我々の反省点だと思います。そういった意味では、我々は指導者として反省しなければならない部分はあるかなと思っています。

(来年に向けて)来年の話は選手も誰もされていないですし、我々スタッフも誰も話していないので、どうなるか分からない状態です。なのでそこに関してはこういった世界なので、受け入れるしかないと思いますが、クラブとしては今年、去年と(Jリーグ昇格に向けて)惜しかったなという2年間のシーズンを超えていかなければならないと思います。どういった体制になるかは分かりませんが、攻撃の守備の落とし込みも含めて、もう少し違ったやり方も当然考えなくちゃいけないと思っています。

守備に関しては、守備のトレーニングが多いとか守備の意識が強いとか、選手たちに意識づけを強く植え付けているつもりはあまり無いですが、もしかしたら選手の中にはそう感じる選手もいるのかもしれないです。

結果的には去年はHondaと同じ失点数(でリーグ最少失点)、今年は一番失点が少なかったと思いますが、失点が少ないとはいえ、今年は8敗しています。要所要所の試合での失点の内容はいただけない内容と考えていて、セットプレーとデュエルの対応に課題があると感じています。

セットプレーとデュエルのところは、かなり口を酸っぱくしてやってきましたが、そういった意味では2点を取れる攻撃力をつけなくてはいけないというのも勿論です。最少失点とはいえ、まだまだな部分も当然あったと思いますし、自分たちのミスに絡んで失点することもありました。

V大分戦、浦安戦、今日の試合と、勝てば2位という試合を今年は負けて落としています。星勘定の綾かもしれないですが、選手たちに力みがあるわけではないと思いますが、もう少し選手たちをリラックスさせて、攻撃も守備も確信が持てるような落とし込みをしてあげなくてはいけなかったなという反省もあります。

ですが、選手たちももう少し自分たちでとれるコミュニケーションは、とって何かを変えることはできたのかなと。よく選手たちに言っていますが、我々が変えてあげられることと、選手だけで変えられること、もう一つは双方の協力のもとに変えていくこと。一つのパスが通らないのは、トレーニングの内容、落とし込みが悪いからだけではなく、今のところはもう少しこうしようというのを、自分たちでピッチの中でのコミュニケーション、選手同士でのコミュニケーションとれるものは、とっていきましょうということは、今年のチームの立ち上げからずっと言ってきましたが、彼らなりにやれていたこともあるし、やれてなかったところもあると思います。

このチームは今日で終了になってしまいましたが、みんなそれぞれ次のサッカー人生があると思いますし、次のサッカー人生に向けて、今日のことも含め、今シーズン全体も含め、反省して次に向かってくことが大事だと思います。常に勝者ばかりではないですし、敗者になることの方が当然多いと思いますが、今年はなんとかしなくてはいけないシーズンでしたし、十分に責任を感じています。Jリーグ昇格という希望と目標を持ってやってきたつもりですが、しっかりと反省するところは反省して、自分自身に活かしていく。来年のチームに活かしていくことがあるのであれば、来年のチームに活かしていく。ということかなと思います。

 

コメント・多々良敦斗選手

DF3 多々良敦斗選手

勝たなきゃいけない状況で、攻め急いでしまった部分もありましたし、グラウンド状態があまり良くなかったので、なかなか(ボールを)繋ぐことができませんでした。大味な試合展開になった中で、セカンドボールはしっかりと拾っていかなければいけないところで、前半は拾えていた部分はありましたが、後半開始の入りのところで相手の方に上回られて、そのまま失点してしまうという悪い展開でした。2失点目では、またミスが出てしまって、かなり苦しくなりました。

本当に勝たなきゃいけない試合で勝てないというのは、去年僕が入って来てからも何回も経験していますけど、それをまだ克服できるだけのチーム力が無かったなと思っています。

去年ここ(ラインメール青森)に来させてもらったときから、呼んでもらったからには結果で返していかなければいけないという想いの中で、非常に情けなく思っている部分は強いです。出させてもらってるからこそ、結果を出さなければいけないですし、自分自身苦しいシーズンでした。今日最後に勝てばというところはありましたが、なかなか良い流れに乗り切れない中で試行錯誤を繰り返しながら1シーズンをやってきて、もっともっと出来たかなというのは常に思いながらやってきました。まだまだ足りないからこそ、この結果になったんだと思っています。情けないし、非常に悔しい気持ちしかないです。

(来年に向けて)ピッチ内、ピッチ外共にもっとやらなければいけないことは、いっぱいありますし、もっと多くの人に応援されるチームにならなければいけないです。そのためには、もっとしっかりと実を結ぶような活動をしていかなければいけない部分も多くあります。ピッチ内とピッチ外というのは目に見えないところで繋がっているので、もっと一体となってやっていかなければいけない部分というのも当然あると思っています。

僕らはピッチ内の部分では、もっともっと貪欲やっていかなければいけないなというのは凄く感じています。ただ、この1年に懸けてきていた分、喪失感というのは今は物凄く強く感じているので、すぐ来年がどうこうというのは考えられていないというのが正直な気持ちとしてはあります。

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